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現職について【2024年版】

例年のことですが、現職、つまり今の仕事と職場について書こうと思います。

基本的には、自分の主観を書き連ねるものになります。

## 環境

ハードウェア的な環境について書きます。

### 自社開発メイン

自社サービスの開発に従事したのは、現職が初めてでした。
そして、この1年も一貫して自社サービスを開発 / 保守 / 運用してきました。
現職に就く以前はずっと自社サービスに携わりたいと思っていたので、その点は希望通りになっていると思います。

また、今までのキャリアでは開発に従事することがほとんどでしたが、この1年は昨年に引き続いて、SRE、インフラ、CS 対応といった業務に継続して従事しています。
昨年は、今の自分の職責を表すもっとも適切な言葉は、DevOps + SRE (Site Reliability Engineering) かな……と書いたのですが、この1年も変わりはありませんでしたね。
でも、開発に従事する割合がまた増えてきてはいます。

### 開発機は自由

開発機は Windows / Linux / Mac から好きなものを選べます。

このあたりも去年から変わっていないですね。

開発端末は、わりと新しいスペックのものを支給されるのがありがたいところです。

自分は2020年の M1 MBP を使っていますが、周りの人は 2023 / 2024年の M2 MBP を使っている人もいます。
ただ、今年に入ってからは特に (かなりの) スペック不足を感じる事が増えており……というか、常時スペック不足を感じていて、2, 3段くらい上のスペックの機種がほしいです (結構切実に)

### 夏場でも快適

暑い日にはしっかりとエアコンを効かせるので、夏場でも快適です……と例年は書いているのですが、今年の夏も昨年に引き続きでフルリモート勤務なので、自宅での環境がそのまま仕事での環境になっています。
現職は基本的に私服 OK ですし、「私服といってもビジネスカジュアル () ってものがあるよね」というような実を伴わないものではなく、相当に自由度は高いです。
この夏も普通に T シャツ + 短パンで仕事をしていました。

### ランチ環境は最高

昨年から引き続きで自宅からリモート勤務しているので、自宅周辺のランチ環境がそのまま仕事でのランチ環境になっています。
で、自宅周辺のランチ環境はというと、「美味しい」「お手頃価格」のお店がすごくたくさんあり、本当に最高の環境だと思っています。
また、リモート勤務ですので、前日に作り置いて冷蔵庫で保存しておいた料理でランチすることもできますし、何ならお昼休みに食事を調理することもできます。
内食は自分好みの味に仕上がる上に、抜群にコストパフォーマンスも良いのですよね。

一言で書いてしまうと、ランチ環境は最高です。

## 待遇

待遇面について書きます。

### 給料

給料は、昨年よりも少しだけ増えました。

より正確には、「毎月の給料が一応は上がった」ものの、「会社の業績があまりよくはなかったので、賞与の支給額が少なかった」という感じでした。
でも、業績があまりよくないのに賞与をいただけるのは、率直にありがたいことではあります。
しかしながら、率直な感想としては、もっともっと賞与額が高かったらいいな、とは思いましたけどね。

### 残業時間

昨年のエントリでは、毎月の残業時間が概ね20時間以内には収まったと書いていました。
しかし、残念ながら、この1年は残業しまくりでしたね。
過労死ラインに届くかどうかといった感じでしたが、普通に夜中の2時くらいまで仕事をしていたりしましたし。
特に、年明けから春先くらいには、私生活や QOL にもかなり影響がでてしまうほどの忙しさでした。

## 人間関係

人間関係について書きます。

当事者が人間関係を定量的に書くのは極めて難しいので、完全に主観になります。
とはいえ、少なくとも「自分が感じていること」ではあります。

### 肌感覚

自社は伝統的? にコミュニケーション能力が低い人の割合が多いと感じています。
その印象は入社してから徐々に改善されることもありつつ、改悪されることもある……という感じで、全体的な傾向としては大きくは変わっていないという印象があります。

自分が入社当初は、コミュニケーション能力に問題がある人の割合が相当に多かったという印象でした。
そのあたりに関しては、次のような変化がありました。

- コミュニケーション能力に問題がある人が退職していった
- コミュニケーション能力に問題がある人のコミュニケーション能力が改善された

その一方で、

- コミュニケーション能力に問題がある人が新たに入社してきた
- コミュニケーション能力に問題がある人が他の部署から異動してきた

こういったこともあって、徐々に改善されつつはあるもののの、全体的な傾向としては大きくは変わっていないように感じます。
とはいっても、決して良いわけではないにしても、ものすごく悪いというわけでもない、とは思っています。

### 嫌いな人間

自分は他の人を嫌いになるということがほとんどないのですが、現職に転職してからははっきりと嫌いな人が何人もいます。
入社してから何年かはこのような傾向が続いたのですが、2年ほど前から大きく変わってきていて、そして今年にも継続しています。

嫌いな人はいないわけではないのですが、、きっと次のようなことなのだと思っています。

- かなり嫌いな人であっても受け入れられるようになった

現職は、コミュニケーション能力に問題がある人の割合がかなり高いです。
自分の今までの職場でのその割合に比べると、圧倒的に割合が高い、と書かざるを得ません。
そして、自分がそんな環境に身を置きながら仕事をうまくやっていくためには、相手のコミュニケーション能力が低い / あまり人格的に尊敬できない人であっても、いい感じに付き合っていかざるを得ません。
そんな日常を過ごしているうちに、自分のほうでもいろいろと成長でき、そしてたとえ相手のことが嫌いであったとしても、それはそれとして受け入れることが増えているのだと感じています。
また、そんなことを繰り返しているうちに、「嫌い」という部分も減ってきたと感じます。

### 退職した人

毎年書いていることですが、現職は人の出入りが相当に多いです。

この1年でも、何人もが入社する一方で、何人もの人が退職していきました。
会社の規模を考えると、やはり相当に出入りが激しいと思います。

## プライベートへの影響

### 身体的な影響

今年も順調に太りました。
……と書くのが恒例でしたが、今年もバッチリと太っています。

仕事ストレスを感じることは多く、食欲でストレスを解消することもあり、やはり体重は増えました。
まあ、まずまず健康ではあると思います。

### ストレス・プレッシャー

ストレスはもちろんですが、相変わらずプレッシャーも強いです。
昼も夜もなく、平日も休日もない感じです。

これは今年も変わりませんでした。

心身ともに大きな負担がかかりながら大きなシステム障害に対応する……というのは相変わらずですが、ありていにいってしまうと「技術力は向上するのでその分だけ余裕ができた」「本番障害での経験を積んで度胸がついた」「単純に慣れた」こともあり、感じるプレッシャーの強さは以前ほどではなくなりました。

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ということで、現職について2024年10月から2025年9月までをふりかえってみました。

端的にいって「今回の転職は大失敗だったかも」と思ったことは数え切れないほどありましたし、身体的・精神的に非常につらい時期がほとんどでした。


現職になって最初の1年はこう書いていました。

2年目は「とても大成功とはいえないが、必ずしも失敗ではないし少なくとも大失敗ではない」と思えるようになり、3年目は「どちらかといえば成功だったかも」と思うようになり、4年目は「成功か失敗かといったら成功だとは思う」くらいには思えるようになり、5年目には「成功か失敗かといったら、間違いなく成功だと思う」と思えました。
そして、7年目となる昨年、そして8年目となる今年もその想いは変わっていません。

相変わらず身体的・精神的につらい時期が多いのは間違いありません。
それでも、自分が望んでいることを多少なりとも手にできていることも、間違いない事実だと思います。

そして。

今年もこのエントリーを、あまり嫌な気持ちになることなく書くことができました。
そのことに感謝したいと思います。