スノーボードの道具について書きます。
今シーズンは特に板について思うところが多かったので、そのあたりをメインに(・∀・)

スノーボードの道具のなかで一番大事と言われるのはブーツですが (自分もそう思う) 、でもやっぱり、ブーツ、バインディング、ボードと全てのバランスが取れてこそ、初めて道具の性能と乗り手の実力が発揮できるものです。
でもまあ、やっぱりボードに注目が集まってしまうのは仕方ないところですよね(´∀`;)

ということで、今シーズンは合計3枚の板に乗りました。

■10-11 BC STREAM RIDER'S SPEC HAMMERHEAD 158
■06-07 BC STREAM S 155
■SG (年式、モデル不明)

■RIDER'S SPEC HAMMERHEAD
まずは RIDER'S SPEC HAMMERHEAD (以下、ライスペ) ですが、これはもう最高すぎますね。
2年目に突入したと言うこともあり、10-11 シーズンの 2nd ボード (といっても後半はずっとライスペだったけど) からメインボードに昇格しました。

ショートターンがしにくいという欠点があるものの、この板に乗っているとそもそもショートターンをしたくなるようなことがないので、全く問題になりません。
それ以上に、緩いサイドカーブと幅広のウエストから来るゆったりとした乗り味と安定性、こちらのメリットのほうが大きいです。
せこせこ曲がらないで済むのは本当に楽しいものです(・∀・)

そして、今シーズンはライスペのさらなる魅力に気がつくことが出来ました。
それは、今まであまり滑ってこなかった新雪です。
広いウエスト、ボード自体の長さ、フリースタイルボードとしては硬めのフレックスとトーション、そして多めに入れたセットバック (4〜6センチ) … ちょっと考えたら、これほど新雪向きの板もありませんよね。あ、もちろん新雪用の板には全然敵いませんが(´∀`;)

ライスペのおかげで「新雪もそれなりに滑れるかも」という風に思うことが出来、そのおかげでさらに新雪滑走を滑れるように頑張れたのが大きかったです。
結果として新雪の滑り方とライスペのさらなる乗り方を知ることが出来たことにより、さらに新雪が楽しくなるという良いスパイラルを作ることが出来ました。

ライスペ、本当にいい板です(〃▽〃)

■06-07 BC STREAM S 155
また随分と古い板ですが、これもまた 10-11 シーズンにやっと楽しさに気がついた板です。

ライスペに乗るようになってから思ったことですが、S がこれほどまでに小回りが利く板だとは、本当に想像だにしなかったですね。
もちろん、もっともっと小回りが利く板は山ほどあるのですが (サイドカーブがきつかったり、フレックス、トーションが柔らかかったり)
ということで、今シーズンはシーズンイン当初から S の楽しさを存分に味わうことが出来ました。

今シーズンはゲレンデが混んでいる時メインで乗りましたが、どんなコース、どんな雪面状況でも安心して突っ込んでいける頼もしい板です(〃▽〃)

■SG (年式、モデル不明)
今シーズン、尊敬するスノーボード仲間からもらった板です。
この板で、ヒョイヒョイと軽やかに、文字通りターンピークからターンピークへ飛び移るように滑っているところを何度も見てきたのですよね。
というのは、もちろん乗り手が圧倒的に上手いからに他ならないのですが、それだけに乗りこなせばすごいことが出来る板なのだろうな、とは思っていました。

なのですが、この板、とんでもないじゃじゃ馬でした。

フリースタイル乗りがアルペンに乗ると必ず思うことですが、まずはフレックス硬っ!ΣΣ(゚Д゚;)
そしてそれ以上にトーション硬っ!!

このあたりはライスペに乗っていてかなり慣れていましたし、以前にもほんの少しだけアルペンに乗ったことがあるので (といってもリフト数本程度) 予想はしていたのですが、それにしてもやっぱり硬いのですよね。
で、やっぱりというかなんというか、かなりピンポイントの位置に乗れていないと全くといっていいほどいうことを利いてくれないところとか、「なんでこんなに頑固なの(;´Д`)」という感じがもうたまりません。

その代わり、フリースタイルボードでは想像もつかないくらいの直進安定性、外乱に対する圧倒的なまでの強さ (このあたりはハードブーツの恩恵も多大にあるはずだけど) 、さらには抜群の加速性 (緩斜面でガンガン抜ける) これはもう本当に素晴らしかったですね。
そして、たった1本だけですが、多少なりとも思いに応えてくれた時は最高に素晴らしい滑走感を味わうことが出来ました。
もうね、ギュンギュンに曲がってくれるわけですよ。
雪面とかそれなりに荒れているのに、全然関係なし(・∀・)

まあ、1本だけだったので本当は幻だったのかもしれませんが…(´∀`;)


そんな感じで、今シーズンは世間の流れとは完全に真逆の方向の板に乗っていました。
道具は所詮道具に過ぎませんが、それでもやはり道具抜きでスノーボードを語ることは出来ません。
スノーボードを楽しむためには本当に大事なものです。

今シーズンも板を始めとする素晴らしい道具とともに滑れたことに感謝です!(〃▽〃)